中世の街並みがそのまま保存されている街プラハ。何も観光しなくてもただ街を歩いているだけ、それだけで十分に旅行を楽しめるほどの魅力があります。
僕も1週間の旅で、後半はほとんどホテルでゆっくりして、外に出たくなったらふらっと街を散歩するような旅のスタイルになってました。それでも十分楽しめてしまうのがプラハです。
逆に言えば、ホテルでいかに快適な時間を過ごせるかも重要で、ホテルのサービスはもちろんのこと、立地によって旅の質が変わって来ます。
今回の旅で僕は計7つのホテルに泊まりました。ほとんどが5つ星ホテルです。(プラハは5つ星ホテルでもコスパがかなりいいです)
それらを含めてプラハにあるオススメの5つ星ホテルを紹介します。
ART DECO IMPERIAL HOTEL(アールデコ・インペリアル)
アールデコ・インペリアルホテルはプラハを代表する歴史のある5つ星ホテルです。建設されたのは1913年。日本では大正時代がスタートした翌年のこと。つまり今から100年以上前に始まった歴史のあるホテルです。ホテルの外観からも感じられる趣。
ロビーは木の香りと言えばいいんですかね?素敵な香水の香りが漂っていて、入った瞬間に気持ちが落ち着きます。
部屋は5つ星ホテルというだけあって、かなり広々としています。両手を広げてぐるっと回っても壁に当たりません。プラハで泊まったどのホテルよりも広かったと思います。
部屋のドアから椅子、テーブル、テレビ台まで木製で統一されていて、気持ちを落ち着かせてくれます。
アメニティはオリジナルにデザインされたボトルに入ってます。ホテル全体に漂ってる素敵な香りはどうやらアメニティと同じ匂いみたいです。
実はアールデコ・インペリアルには、チェコスロバキア初代大統領や作家のフランツ・カフカなど数多くの著名人が宿泊されています。
プラハで6つの5つ星ホテルに滞在しましたが、その中でも最もオススメできるホテルです。「Imperial Cafe」でいただける朝食も最高でした。
何かの記念で来られる方や、カップルで来られる方はぜひ利用してみてください。
Service(接客)
受付の方はとても親切でした。チェックインの時には外国の方にしては珍しく、かなり優しい口調で話してくれて、スムーズにチェックインできました。笑顔も素敵でした。ここは従業員全員がそんな雰囲気でしたね。
Location(立地)
ロケーションはとても良いとは言えませんが、悪くもないと思います。プラハ観光の起点となる旧市街地まで徒歩5〜10分くらいです。旧市街に行くまでには火薬塔や市民会館などがありますし、街並みが普通に綺麗なので旧市街までの道中も楽しめちゃいます。
Price(料金)
冬の時期などオフシーズンに行くと、1万円前後で泊まれます。普通の時期だと2万円前後になります。それでも十分に泊まる価値があります。
『ART DECO IMPERIAL』の詳細&料金
・Hotels.com ・agoda ・一休
COSMOPOLITAN HOTEL(コスモポリタンホテル)
実はこちらのコスモポリタンホテル、上で紹介したアールデコ・インペリアルホテルプラハの向かいにあります。しかもアールデコの系列ホテルです。
同じ5つ星ホテルでも雰囲気やコンセプトは全く違います。
アールデコは”アンティーク”な感じホテルですが、コスモポリタンの方は”ラグジュアリー”と言った感じです。内装の色調も白となっています。
部屋は結構広い。特に天井が高くて、僕の好みのタイプの部屋でした。天井が高いと開放感があってリラックスできていいですよね。
あと部屋に滞在して気づいたんですけど、浴槽のドアの扉、水道時の蛇口など細部までこだわって作られた感じがして素敵でした。「ドアの取っ手ってこんな気持ち良く握れるものだっけ?」と勝手に感じでました(笑)
バスルームのデザインも僕の好み。壁から床まで大きな白い石の板が張られていて、清潔感に加えて高級感があります。浴槽とトイレが離れているのも日本人の僕にとっては嬉しかった。
アメニティはシャンプー、コンディショナー、ボディーソープなど揃ってます。入ってる容器もおしゃれです。
Service(接客)
受付では紳士な男性が担当してくれました。チェックイン作業の手際も良かったです。チェックインをすませた後は、ポーターさんがスーツケースを部屋まで運んでくれて、部屋の案内をしてくれました。とっても明るい青年で、緊張してたのか、早口で色々説明してくれました。もちろん嫌な感じではないです!
このように海外では容赦無く世界基準のスピードで英語が飛び交うので、旅行で英語に不安がある方は、最新型のオンライン英会話で日常英会話を学んでおくのをおすすめします。
Location(立地)
立地に関してもアールデコと同じ。旧市街まで徒歩5分から10分くらいです。
Price(料金)
僕の時は宿泊料1万5000円程度でした。おそらくこれが最安値で、普通の時期だと一泊2〜3万円くらいになると思います。
『COSMOPOLITAN HOTEL』の詳細&料金
Boscolo Prague Autograph Collection(ボスコロ プラハ)
ボスコロホテルはイタリアが世界に誇る5つ星ホテルです。プラハにあるホテルの中でも間違いなくトップクラス。僕も実際に宿泊して、クオリティの高さを感じました。
まずホテルの外観が素晴らしい。プラハの街のイメージにマッチしてます。
ホテルに入るときにはドアマンの方が、扉を開けてくれて、荷物はポーターの方が部屋まで運んでくれます。
内装もまさに一流ホテル。ロビーではピアノの生演奏が行われていて、ホテルに入った瞬間にまるで別世界にいったようか感覚になります。僕がプラハで宿泊した5つ星ホテルの中では、ロビーの豪華さに関しては間違いなくボスコロホテルが一番でした。
チェックインは一人一人テーブルで行うスタイル。気さくなスタッフの方が一人一人丁寧に対応してくれます。ここにもホスピタリティを感じますね。
僕が泊まった部屋は割とコンパクトでしたが、少し料金の高い部屋に泊まれば、お望みのクオリティの部屋に滞在できますよ。
清潔感のあるバスルーム。アメニティの甘い香りが素敵でした。
カップルで来られた際は、スイートルームなどを予約すると良いと思います。完全なる非日常が味わえますし、間違いなくお相手の方との特別な思い出を作ることができるはずです。
Service(接客)
チェックイン時、女性スタッフの立ち振る舞いが美しく見えました。姿勢からキーボードを打つ動作までしゃんとしてましたね。ホテル設備の説明もとっても分かり易かった。
でも僕は普段ここまでの高級ホテルに泊まることがあまりないので、正直サービスが充実しすぎてました(笑)フロントでは常に「何か私たちでできることはありますでしょうか?」と聞かれますし、チェックイン時は荷物を部屋からロビーまで運んでくれますし、本当に至れり尽くせりです。(もちろんその分チップも発生するんですけどw)
Location(立地)
ロケーションは若干悪いように思います。地下鉄駅は徒歩で2〜3分の距離にありますけど、旧市街までは歩くと結構な距離があります。僕は場合、早歩きでも10分以上かかってましたからね。しかも道順も若干複雑です。地下鉄、トラムを使いこなせる方には問題ないと思います。
Price(料金)
僕が滞在した際は2万円前後でした。これはオフシーズンの料金ですので、普通に泊まると3万円以上はすると思います。世界でもトップクラスの5つ星ホテルなので、このくらいはしますね。
ホテルを安く予約する方法はこちらの記事「良いホテルを安く予約する方法!べらぼうに得する海外旅行のテクニック」で書かれています。
『Boscolo Prague』の詳細&料金
・Hotels.com ・agoda ・一休
Hotel Kings Court(ホテル・キングスコート)
ホテル・キングスコートは2009年にオープンした5つ星ホテル。
この外観ですから、さも何十年もの歴史があるホテルのようにも見えますが、やっと10周年を迎えるくらいのホテルです。歴史は浅いですが、それでも堂々と5つ星を獲得しています。
今回のプラハ旅行では僕はこのホテルを利用していませんが、予約サイトのレビューを見ても提供するサービスの質の高さがわかります。コンシェルジュ、スパ、カジノなどリラクゼーションからエンターテイメントまで全てが揃ってる。
内装のデザインもかなり美しいです。2009年にオープンしたホテルなので新しさがあります。それでいてプラハのイメージにあった内装になっていて、いいとこ取りをしてる感じがあります。
立地もよく、旧市街まで徒歩5分ほどです。実は僕が滞在してるホテルから旧市街まで歩いてるとき、ちょうど半分くらいの距離のところでこのホテルがあったので、毎回「絶妙なロケーションだな」と思ってました。
Location(立地)
ロケーションは良いです。どこに行くにも便利な立地です。地下鉄の駅も目の前にあるので、プラハ上までの移動も楽です。もちろん歩いて行くこともできます。
Price(料金)
1泊3万円〜4万円くらいです。部屋の広さ、観光地への立地、外観・内装の美しさ、接客の質などあらゆる面で間違いなく5つ星クオリティーなので、これくらいの料金はしますね。
『Hotel Kings Court』の詳細&料金
・Hotels.com ・agoda ・一休
Hotel Paris Prague(ホテル・パリ・プラハ)
ホテルパリ・プラハは上で紹介したホテル・キングスコートの隣にある5つ星ホテルです。
キングスコートとは一転、1904年に有名建築家(ヤン・ヴェイリッヒ)によって建てられた100年以上の歴史のあるホテルです。
僕もプラハ滞在中に何度もこのホテルの前を通りましたが、本当に外観が素晴らしい。ホテルとしてではなく、普通に建築物として美しいと感じました。特に夜ライトアップされるとそれがさらに際立ちます。
実はホテルパリ・プラハは結婚式の会場としても度々利用されています。日本人にとってウェディング会場というのは豪華な装飾が施された美しくて広い空間というイメージですよね?
ここのホテルもまさにそんなデザインになっています。
お部屋によってはテラスもあるようで、僕がたまたまホテルの前を通りかかった時には、テラスで外国人カップルの方々が、ワインを飲みながら夜景を眺めてました。
Location(立地)
ホテル・キングスコート同様、立地は最高です。お部屋によっては有名な観光名所である「火薬塔」や「市民会館」が見えると思います。
Price(料金)
割と料金は抑えられていて、1泊1万5000円〜3万円ほどで宿泊できるようです。レビューにもありましたが、おそらく建物が若干古いのが理由かなと思います。
『Hotel Paris Prague』の詳細&料金
・Hotels.com ・agoda ・一休
Four Seasons Hotel(フォーシーズンズ)
5つ星ホテルの中の5つ星ホテル。それがフォーシーズンズホテルです。アメリカの世界展開している高級ホテルチェーンで、プラハにも出店してます。
最高級ホテルなので料金はかなり高いです。普通の部屋でも一泊3万円から。スイートだと7万円。リバービューの部屋だと1泊20万円もするような部屋もあります。
それほど素晴らしいロケーションで、素晴らしいサービスを提供しているホテルです。
場所はこの記事の中で紹介しているホテルの中で最も良い立地にあります。観光名所であるカレル橋までは徒歩1分、旧市街まで徒歩5分、プラハ城まで徒歩20分ほどです。ちょうど旧市街とプラハ城の間にあるようなロケーションになってます。
おそらく最も良い部屋だと、部屋からプラハ城も見れるはずです。
ただし普通の部屋だとそんな広いわけでもありませんし、サービスに関しても日本の旅館のように料理がついてるわけでもないので、コストパフォーマンスはそこまで良くないかもしれませんね。
高級ホテルを泊まるのが大好きだったり、ホテル滞在も含めて最高の旅にしたい方にはオススメです。
Location(立地)
先ほど書いた通り立地はカレル橋のすぐそばです。なので旧市街に行くにもプラハ城に行くにも近く、最高の立地です。
Price(料金)
一泊3万円以上が普通。スイートルームで時期によっては20万円以上することもあります。
『Four Seasons Hotel』の詳細&料金
・Hotels.com ・agoda ・一休
Corinthia Hotel Prague(コリンシアホテル)
旧市街近くの駅・Muzeumから2駅、Vysehrad駅の目の前にコリンシアホテルはあります。
ロンドン、マルタ、ブダペストにも展開しているヨーロッパでは有名な5つ星ホテルです。特にロンドンのコリンシアは、映画、アート、ファッション業界の有名人が内覧に訪れたり、映画アカデミーの事前披露会が開かれていたりします。
ただプラハのコリンシアに関しては、そこまで豪華な印象を受けませんでしたね(笑)一流の5つ星という感じではありませんでした。立地に関しても、市街地に移動するたびに地下鉄に乗らないといけないので、結構不便だと思います。
なので総合的に見てあまりおすすめはしません。5つ星ホテルにしては料金はかなり抑えられているので、そこは魅力的ですが、少しお金を出せばもっといい条件のホテルはあるので、そちらを選んだ方が結果的にお得になる気がします。
もちろんホテルとしては普通に快適です。しかも朝食ビュッフェがかなり豊富。ジュース、フルーツ、野菜、お肉、パンまであらゆるものが揃ってます。
Service(接客)
チェックインの時の女性の対応はよかったです。笑顔の挨拶から始まり、ホテルの説明まで丁寧にしてくれました。朝食のスタッフも頻繁に「お茶はいかかですか?」と声をかけていただけました。ただ、チェックインの時に男性スタッフが、渡したカードキーを投げるように置いたのはいただけませんでしたね。
Location(立地)
ロケーションは良くないです。
Price(料金)
5つ星ホテルですが、1万円程度で泊まれます。プラハの物価の安さに加えて、立地などを加味するとこの料金になるかなと。
『Corinthia Hotel Prague』の詳細&料金
・Hotels.com ・agoda ・一休
GRANDIOR(グランディオール)
1万円以下で泊まれる5つ星ホテル。もはや5つ星なのかどうなのかよくわかりませんね(笑)。
2014年にオープンしたばかりのホテルで、内装はかなり綺麗です。ロビーのデザインはプラハの街並みとは一転、近代的でかっこいいなと思いました。
部屋は正直普通でした。超ギリギリ5つ星ホテルかな〜って感じ。ただしアメニティにL’Occitaneのシャンプーやコンディショナーが用意されてたのはよかったですね。スッキリとした香りのいいシャンプーでした。
あと朝食も良かった。さすが5つ星?というだけあって非常にメニューが豊富。10種類以上のパン、数種類のフルーツ、シリアル、ベーコン、ウィンナーなど何でもありましたね。
特にベーコンが美味。「日本のベーコンってあれベーコンなの?」と疑ってしまうほど、このホテルのベーコンは美味しかったです。(ヨーロッパのハムやベーコンは日本のよりも格段に美味しい)
5つ星ホテルですが、カジュアルな感じのホテルなので、変に気を使わずにリラックスして過ごせますよ。
Service(接客)
40代くらいのベテラン女性がチェックインをしてくれました。とてもフレンドリーな方で、プラハ1泊目から印象が良かったのを覚えています。
Location(立地)
ロケーションはあまり良くなく、徒歩で観光地まで行くのはちょっと効率が悪いと思います。近くに地下鉄の駅があるので、そこを利用すれば問題なしです。
Price(料金)
確か僕が滞在した時は1万円以下だったと思います。予約した時に「ここ本当に5つ星だよね?」と思ったのを覚えてます。オンシーズンに行くと1泊1万円以上になるかもしれませんね。
『GRANDIOR』の詳細&料金
・Hotels.com ・agoda ・一休