「都市伝説といえばフリーメイソン。フリーメイソンといえば都市伝説。」と言っていいほど、フリーメイソンはオカルト系のジャンルでは様々な噂が飛び交っています。
「この世界を裏で牛耳っているのはフリーメイソン」
「フリーメイソンは悪の巣窟」
と言われていたりも。
でも歴史を見れば、いつの時代も裏側にはフリーメイソンの影があるのがわかります。坂本龍馬に武器を提供していた、「トーマ・スグラバー」だってフリーメイソンであると噂されていますし、アメリカ合衆国の建国の父である「ジョージ・ワシントン」はメイソンです。自由の女神はフランスのフリーメイソンから送られたものです。
まぁその辺のことは、この記事を読んでるほとんどの方が知ってると思います。
今回、そんなフリーメイソンの東京ロッジの内部に潜入してきました。
潜入といっても、普通にフリーメイソン東京ロッジが定期的に開催しているオープンハウスというものに参加しただけなんですけどね(笑)。たくさん写真を撮ってきたので是非見ていってください。
東京ロッジは東京タワーのすぐそば
フリーメイソンに詳しい方なら、ロッジがどこにあるかもご存知ですよね。東京タワーの目と鼻の先。あの辺一帯は、メイソン感がすごい出てるのでよくわかると思います。
このようにメソニックと書かれた看板がたくさんあります。
「メソニック=メイソンの」ってことです。
ロッジの近くのお店にはこんなものが。「プロビデンスの目では…?」と勘ぐってしまいますね。
こちらが東京ロッジです!と言いたいところだったんですけど、建物の外観を撮り忘れてしまいました。代わりにこちらの写真で。正面玄関にあるメイソンのマークです。
東京ロッジの内部
いよいよ東京ロッジ内部に潜入
受付をすませて中に入るとまずは地下に案内されます。ロッジは結構地下深くにありました。(もしかしたらもっと深いところにも、秘密の部屋があるのかもしれませんね)
現役のメンバーがフリーメイソンについて説明
普段メンバーの方々が集会で使っているお部屋に案内されます。この部屋で実際に儀式なども行われるみたいです。
ここでまずは現役のメンバー数名の方々が「フリーメイソンの歴史」「活動内容」を詳しく説明してくれます。
内容は特別変わったことではなく、本に書いてある通り。
僕が聞いた内容を箇条書きにしてみますと
- 世界中に数百万単位の会員がいる
- メンバーの方も起源をよくわかってない
- 日本にも数十のロッジがある
- 日本には戦前からロッジがある
- メイソンの中にもいくつかの階級がある
- 紹介でメンバーになれる
- お金持ちじゃなくてもメンバーになれる
- メイソンは勧誘しない
- ジョージワシントン、モーツァルトなどはメンバー
- ボランティア活動をする
- 儀式は英語で行われる
こんな感じだったかな。半年前のことなのであんまりよく覚えてないです(笑)。まぁ本当に本に書かれているような内容ばかりでした。でも現役のメンバーからその言葉聞けたので、改めて本当に存在する組織であることを実感。
フリーメイソンは悪の中枢ではない
聞いてて一番面白かったのは、「はいようこそ皆さん、ここが悪の巣窟ですよ〜♪」みたいなことをメンバーかグランドマスターの方が冗談で言ってたことですかね(笑)
あまりにもオカルト関係の雑誌や本、WEBサイトでおかしなことが書かれているので、本人たちもネタにしているようでした。
僕の想像ですけど、フリーメイソンが世界的に世界征服を試みてる可能性は低いと思いますよ。もちろん友愛の精神があるので、世界が一つになることを望んでいるかもしれませんが、それと征服とは全く意味が違いますし。
そもそも世界中のロッジは一つ一つが独立して活動していますので、力を合わせて世界征服なんてできません。その前に情報漏洩しちゃいますから。
仮にビルゲイツさんがフリーメイソンだったとして、さらに世界を支配したいと思っていたとしても、それは彼の周りの人しか知らないってことです。
普段の活動は、みんなで集まって儀式やったり、メイソンの歴史を勉強したり、メンバー同士で友好を深めていたりするらしいです。あとはボランティア活動ですね。
フリーメイソンの起源はよく分からない
もちろんフリーメイソンの起源についてもお話しされていました。これも多くの本に書かれている通り、よく分からないそうです。
- イギリスの石工職人たちから始まった。これが実務的メイソンリー
- 石工組合に貴族たちが参加し、思索的メイソンリーが生まれた
このようなことを話されてましたね。一説によるとエジプトのピラミットを建設してる時代からフリーメイソンはいたかもしれない。ソロモン神殿の建設にフリーメイソンが関わっていた可能性がある。
こんな内容も話してたかな?
これは僕の想像ですけど、メイソンの中で本当のトップのトップの階級になれた人は、この世の本物の歴史を知ることができるんだと思います。それは僕らが学校で習う内容とは全く違うのかもしれません。
この世界の真理。僕ら人間がなぜ生まれたのか、そしてなんの目的にこの世界にいるのか。そんなことを知ることができるのかも。ロマンのある話ですね。
メンバーは社会的成功者?
これは完全に僕の主観ですけど、メイソンメンバーは紳士な方が多い。そして社会的にハイステータスな方が多い印象でした。これは個人情報なので詳しくは言いませんが、大手企業で重要な役職についている方や、経営者の方が複数人お話しされてました。
もちろん普通の人でもメンバーになることはできます。
でもフリーメイソンは基本的に、紹介によって入会が可能になります。その性質上、どうしても社会的に成功してる人が集まりやすいのかもしれません。
「フリーメイソンに入るとビジネスで成功できる」そんな目的で来られる方も多いと話されてました。でも実際には仕事の話は、しっかりとした人間関係を作ったり、フリーメイソンでの活動で実績を残した上で行われます。
なので「金」や「コネ」目的で来られる方はすぐにやめていっちゃうみたいです。同様に、陰謀を暴いてやろうと意気込んで、フリーメイソンになろうと思っても、現実は普通の友好団体なので、きっとがっかりしちゃいますよ。
ロッジ内を案内
フリーメイソンについてのお話を聞いた後は、ロッジ内のいろんな部屋を案内してくださいました。グランドマスターがお仕事をされる部屋。秘書の部屋。客間など。
閉会のお言葉
最後は元グランドマスターか、現役のグランドマスターの方から閉会のお言葉をいただきました。記憶が曖昧で本当にすいません。
でもこの時に一つ覚えていることがあります。このグランドマスターの方、フリーメイソンに熱中しすぎて、仕事に支障をきたすくらいメイソンの活動をしてたそう。そしたら会社をクビになっちゃったんですって(笑)
普通、仕事をクビになる程何かに熱中できることってありますか?ないですよね?それほどの魅力があるのかもしれませんね。
もしくはフリーメイソンの陰謀で、仕事をクビになってしまったのかも。信じるか信じないかは、あなた次第って誰かが言ってました。
フリーメイソンは実在する組織
「世界の裏で暗躍する秘密結社」と言われているフリーメイソン。こんなイベントをやっているくらいオープンな団体です。
彼らは儀式や、活動内容は非公開にしてるものの、その存在を秘密にしてるわけではありません。ちゃんと実在する組織ですよ。
もちろん悪い組織でもないと思います。実際にオープンハウスに行ってみればわかりますが、どなたも親切な方々ばかり。平均的な日本人よりも、礼儀やマナーがしっかりしているように見えました。
さすが人としての成長を目指す組織なだけあります。
東京ロッジ内には、歴史的に価値のある品々が展示されているので、陰謀系の話が好きな人以外にも、歴史好きの人にも楽しめるようになってます。
このオープンハウス、かなり人気のイベントで、ホームページでの募集が始まるとすぐに募集枠が埋まります。次のイベントがいつ開催されるのか、定期的にホームページをチェックしたほうがいいですよ。
最後に
これはオープンハウスのこととは関係ないんですけど、フリーメイソンのことを知ると人生がちょっと面白くなりますよ。
先ほど書いた通り、歴史が大きく動くときその裏にはフリーメイソンの存在があります。
そして海外旅行などで美術館に行くと、歴史について描かれた絵画があります。よくみて見るとフリーメイソンのマークがしっかり刻まれていたりします。
あと日本の漫画家さんは、フリーメイソンなど世間一般では「陰謀論」と言われるものに非常に精通しているようで、漫画の中にもフリーメイソンを完全に意識したストーリーが描かれていたりします。
「ワンピース」「エヴァンゲリオン」は超有名ですよね。
ONE PIECEの「Dの意志」はテンプル騎士団から来ていると言われていますが、こちらの写真はフリーメイソン東京ロッジ内にあったものです。
学生の頃歴史が苦手だった方でも、絶対に興味が持てるはずです。
実はもっとたくさんの写真があったのですが、プライバシー的にまずいものがあったので今回は載せるのをやめました。ぜひご自身の目で確かめに言ってください。そして興味があったらフリーメーソンに入会してみてもいいかも。(僕はフリー目いー村ではありませんよ笑)